RTX3090でGPUマイニングに参戦してみました!

宮下です。
表題の通りなのですが、RTX3090を調達してGPUマイニングに参戦してみました。
今回はその紹介になります。

マイニングとは?

この記事をご覧になっている方でも取り組まれている方も多いかと思います。
マイニングとは、暗号資産(仮想通貨)に用いられているブロックチェーンという技術を維持するための仕組みになります。
ブロックチェーンは、チェーンと名前がついているところからイメージしやすいと思いますが、取引などの記録を繋いでいく方法になります。
分散型ネットワークを採用することで、この手の記録管理のコストに比べ、低コストで運用できることが期待されている技術になります。

有名どころは、やはりBitCoinやEthereumといった仮想通貨での運用だと思います。

私自身、マイナーコインよりもさらにマイナーな草コインと呼ばれる部類の中のBitZenyという仮想通貨のマイニングには参加していました。
通常マイニングにはGPUや専用コンピュータを使用するのですが、BitZenyの場合はPCには必ず搭載されているCPUを利用したマイニングで運用されているところに「誰でもブロックチェーンの運用に貢献できる」というところに魅力を感じ、数年間CPUマイニングで参加しています。

最近のマイニングブームによって、日本でも法律などの整備が進み、仮想通貨をマイニングで得るだけでも課税の対象となりました。
で、私の場合は個人事業主としての活動も行っているため、これを機にGPUマイニングも初めて、CPUマイニングの仮想通貨も事業所得として計上してしまおうと思い立ち、GPUマイニングにも参戦することにしました!

私のマイニング環境

CPUマイニング

CPUマイニングの主力は、VPSサーバーを利用しています。
私はいくつかVPSサーバーを契約して利用していますが、これの余剰パワーでCPUマイニングをするようにしています。
VPSの場合は、仮想マシンになるため、物理マシンのCPUを占有してしまうと同一ハードウェア上の他の仮想マシンに迷惑が掛かってしまいます。
ですので、私の場合はCPUの使用制限を設定して運用するようにしています。
このおかげか、VPSの運営元からはお叱りを受けたことは一度もありません。

2つ目が、海外の”買い切り”VPSです。
通常のVPSは月額課金タイプが多いのですが、カナダのCloud at Costという企業では買い切りタイプのVPSが提供されています。
少しまでだと80%OFFや90%OFFで買うことができたため、私自身6,000円ほど投じてある程度のスペックのVPSを購入しました。
年に1回程度、物理マシンの更新のお知らせが届くので、課金してよりよいハードウェアで動作するようにはしています。
前述の国内VPSよりも制約が大きく、CPUの出力をある程度絞らないとすぐにマシンをシャットダウンさせられてしまう傾向にあります。
なので、1日の終わりなどに稼働状況をチェックして稼働させるようにしています。

最後が開発マシンでのマイニングです。
私はASRockのA300という小型ベアボーンに、AMD Ryzen 5 3400Gを載せて運用しています。
軽い作業を行っている際は、8コア中4コアでマイニングをするようにしています。
通常の作業であれば、残り4コアで十分に作業をすることは可能です。

これらの組み合わせでBitZenyは55,000ZNYほど集めることができました。
残念ながらBitZenyは1ZNY = 0.1円程度なので、実際には5,500円程度の価値しかありません。
今はホルダーとして貯めておき、将来の値上がりに期待をしつつ、採掘を続けています。

GPUマイニング

こちらが今回から個人事業として本格的に取り組むことにしたマイニングになります。
最初はGTX1650を安価に仕入れて、色々と試していました。

前述のCPUマイニングと異なり、電気代のことをかなり意識しなければならないため、75Wで稼働できるこのグラフィックボードを試験的に使ってノウハウを貯めることにしました。

結果的に、マイニングソフトやGPUの設定などのノウハウを得ることはできましたが、月々の収益は電気代を差っ引いても1,000円ちょっとばかり、、、
これでは面白くないですよね。

そこで、もっと高価なグラフィックボードを導入して採掘をやってみることにしました。
結果的には、GIGABYTEのRTX3090搭載のゲーミングGPU BOXを導入することにしました。
この記事を書いている時点ではAmazonde60万円を超えるかなりの高額商品になっていますが、私の場合はNTT-Xストアでの最後の1台を調達することができ、32万円ほどで入手することができました。

私の場合は、

  • RTX3090かRTX3080搭載
  • eGPU(外付けグラフィックボード)で運用する

が条件としてありました。
前者は現時点でスペックの高い製品を使ってみたいという思いから。
後者は札幌と釧路を行ったり来たりでの生活を行っているため、手元でマイニングができるようにしたかったためです。
eGPUの場合は、Thunderbolt対応のPCが必要になりますが、MacBookPro(2019年モデル)があったためこれを利用することにしました。
設定には手間取りましたが、なんとかeGPUでマイニングすることはできています。(設定については後日別の記事で)

この記事を書いている時点では、ZPOOLというマイニングプールで採掘をしています。
参考にしたサイトでこのサイトが手っ取り早くマイニングできるよと書いてあったため、採用しています。

GTX1650に比べると、RTX3090は4倍近くの性能で採掘をしてくれています。
このプールに登録したのが先月のことだったと思いますが、数日で一気に支払われる段階まで採掘が進みました。

しかしながら、ZPOOLは導入は簡単なのですが、採掘効率がいまいち。
RTX3090をフル稼働した場合の消費電力は私の場合、7,000円程度かかります。
対してフル稼働した場合の報酬は15,000円程度なので、月当たり8,000円の収入となります。
ちょっと物足りないですよね。

少し調べてみると、Ethereumで採掘をする場合、月当たり30,000円程度の収入になりそうなプールがあることが分かりました。
現在プールの切り替えの準備を進めていますが、6月からはこのプールで運用をしてみようと思います。

また、冷涼な釧路で運用しているときは冷房代を意識する必要がないため、その部分は他のマイナーの方に比べると強みなのかなと思います。
(北海道の場合は電気代が割高ではありますが、、、)

マイニングについても税金関係の話であったり運用の話であったりを時々記事にしていきたいと思います。

最後に私の買ったeGPU BOXのリンクを貼っておきます。
初めてeGPUのBOXを買いましたが、思いのほかコンパクトで、この製品は水冷なので音も静かです。
マイニング需要で値上がりしている点は残念ですが、お勧めな製品ですよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です